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マーキュリアル ヴェイパー4HG

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ヴェイパーの系譜を辿ると、初期のマーキュリアル系で、 積極的に人工皮革をFOOTBALLに導入しようとしたNIKEの戦略が思い出される。 カンガルー表皮が世界的に不足し、寡占を図る古豪メーカーとの綱引きで、 日本企業テイジンによるKNG(カンガルーっぽい)人工皮革の採用だ。

アシックス2002も、PUMAレッジェーロ(0142)も市場から消えた頃、
良質カンガルー皮革が不足した時代が有った。
FOOTBALLでは後発のNIKEが導いた、いわば積極的な合皮導入のキッカケは、
実は古豪巨大ライバルの、振興NIKEへのアンチテーゼでもあったのだが、
皮肉にも数年たった今、テイジン人工と天然皮革は原価において逆転し、
人工皮革テクノロジー+イタリア生産というヴェイパーは、
アジア地区で生産された天然皮革モノよりも、コストにおいて「廉価でない」。
商品になっている。

テイジンアッパーの能書きはともかくとして、
イタリア製ヴェイパーを選ぶ積極的理由は、他にも数多くある。
普段カンガルー天然アッパーを愛用していても、
泥試合、雨決行は4種小学生でも当たり前の試合スケジュールの中で、
人工スパイクはエナメルバッグの中にもう1足忍ばせておきたい候補となるし、
中学生、高校生でも、ピッチによっては取り替えスパイクも必要だが、
人工スパはもっと要るかも?な状態なのだ。

Adidasチューニットの直接ライバルと言うには、
あまりにシンプルなソールや中敷きだけれど、
無回転シュートや「落ちる」ブレ球に憧憬するプレイヤーならば、
C・ロナウドに一歩でも近づきたいと切望するならば、
ここは積極的に履いてみてもいいんじゃないか。

実際に履いてみると、ヴェイパーⅠの時の踵とは決別し、
6年前の脆さは皆無と言っていい。
あとは人工皮革の「クセ」に、10日間ほどじっくり向かい合い、
自らの足を慣れさせるだけだ。
ボロン内蔵の中敷きや、踵周りの厚めなパットが、
他のどのスパイクと比べても、違和感が少ない事に気付く筈だ。
デザインは確かに自己主張しているが、
臆する事を自ずから打ち破る時も必要で、
ヴェイパーは今までと違ったアドレナリンを、
購入した君に湧き出せてくれると確信する。

かつてクライフに憧れた自分がPUMA好きになったように、
バロンドールを取るであろうクリスチァーノ・ロナウドの相棒ヴェイパー4が、
伝説を作るのかも知れない。

TEXT by 髭

アッパー:人口皮革(OLM15)
ミッドソール:合成樹脂(デュアルデンシティーナイロン+カーボンファイバー)
アウトソール:合成樹脂(13本HGプレート 土グランド用)
生産国:イタリア
重量:右足264g 左265g(25.5センチ当社測定)
型番:317728 671

マーキュリアル ヴェイパー4HGのカラーバリエーション

マーキュリアル ヴェイパー4HGのカラーバリエーション

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2008年05月05日 14:28に投稿されたエントリーのページです。

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