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メキシコライト

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取り替え式スパイクを最初に履くなら、多分コレしかない。 スクリュースタッド(ネジ込式)が当たり前のヨーロッパ土壌では、 日本の市場と違い、取り替え式の方が普通である。但しプロやトップアマの間では。

どうしても勝ちたい試合が有って、「ズルッと。」した一瞬が、たまたま失点の継起
となり、
敗戦の悔しさから、固定スタッドから取り替え式を積極的にチョイスするプレーヤー
も過去にはいたが、
日本国内のピッチにおいては、あまり使われなくなっているのも事実だ。

大雨でも泥沼のようなピッチ状況でも、試合は行われる。その際に、
最初の1歩の引っ掛かりと、一瞬のボディバランスを崩さないグリップは、
スタッド数の少ないソールが有利なのは当たり前の事で、芝をしっかり噛んで地面に
突き刺さり、
普段通りの試合展開に何事もなくもっていく。その為に取り替え式スパイクは存在す
る。
スタッドの間にへばり付いた泥も、付きにくいという利点も有って、
走りの面でも雨ではプラマイゼロよりも軽量感でむしろプラスに働く。

1963年生まれの私は、生まれて初めて購入したサッカーシューズは6本取り替え
式だった。
その後ずっと6本取り替え式スパイクのお世話になったが、正直膝と足裏へのダメー
ジは尋常ではなく、
固い校庭での使用時は、ボールコントーロールよりも走るだけで精一杯な時間も有っ
た程だ。
但し、雨天の試合などでは、軸足をしっかり支えて、キックがぶれる事は少なく、
雨中延長、PK突入といったシチュエーションでも、立ち足が滑ってキックミ
ス・・・なんて事は無かった。

海外に比べてラインナップが少ない取り替え式だが、PUMAのメキシキコライトは、固
定パラメヒコと同じく、
20年以上続けて販売されているモデルだ。古くから有る6本とは違い、8本なのが
楽な部分だが、
やっぱり履き味は固定パラメと違い、フカフカの芝でこそ、大雨中、大雨後の場合で
こそしんかを発揮する。
ジュニアユースではGKだけ、フィールドではU-18の大会などで、大雨試合に取
り替え式を目撃する程度になってきたが、
どうしても勝ちたいゲームには、必要不可欠なギアである事は否定しない。

4種少年(U-12)以下では、取り替え式は基本的に使用出来ない。
安全上の理由が一番だが、昨今では10本取り替えの+F50は使える事になってい
る。
少年を指導した事がある人ならば、取り替え式スパイクはご法度が常識なのだが、
U-15(中学生年代)では積極的に持たせるチームもあるようで、
これは「勝ちたい。」意識付の表れなのだろうが、個人的には中3最後ぐらいで体験
でいいと思う。
タダでさえ手入れする時間も余裕も無い中学生が、取り替え式を大事な試合前に
チェックするのか?
という疑問と、やっぱりオズグッドなどの成長期における肉体的ダメージへの予防か
らである。

そんな扱いの難しい取り替え式スパイクの取扱いだが、
購入したら同時に予備スタッドは買う。取り替え式スタッドは減りが早いので、
馴らし履きだけでも斜めに減って鋭角にスタッドが削れていたら、
公式戦では試合前の審判チェックではねられる。試合前のスタッド確認が必要だ。

また使用後にはスタッドを緩め、メネジ(シューズ側)の部分に砂や土が入らないよ
う注意し、
錆びないようにCRCなどの機械油を塗布しておく。コレをしないで使用後放置して
おくと、
ネジが固くてスタッドが回らないなどのトラブルになる。また、スタッドは半分まで
減ったら、
もう使わずに替えるのが鉄則である。取れなくなったスタッドは、取るのに相当慣れ
が必要だ。

中学生からは使えるだけに、最初の1足は難しいが、
成長期で人工皮革を選ぶよりは、天然で足馴染みの良いメキシキコライトを選ぶの
が、
最初の一歩として無難だと思う。価格は高いが、コストパフォーマンスと満足感は、
やっぱりロングセラーならではの輝きを持っている。

ps.本当に整地、養生された芝で、グサリと刺さる取り替え式スパイクの履き味
は、
固定には無い気持ちよさがあるんだよね。

Text 髭

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2008年06月24日 20:03に投稿されたエントリーのページです。

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