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履き心地はコンフォートなアリストシリーズを踏襲しているが、
決して幅広過ぎる事も無い。オール人工皮革でも、
サルシューで蓄積した人工皮革使いの巧みさを発揮し、
古いシャペなんかの人工皮革と比べたら、天と地の差が有る。
昨今の人工皮革は天然皮革よりも薄く柔らかく感じるし、
メンテナンスフリーの面でも、1足加えてみたいスパイクだと思う。
同じ価格帯に、アシックスはDSライトというベストセラーが有るが、
こちらはスタッド配置もコンセプトも軽さと柔軟性の権化と言える。
爆発的に売れているモデルで、コレもかなりのお勧めモデルなのだが、
ある程度のサッカー経験と、プレー場所を選ぶモデルでもある。
asicsでは中級から上級者モデルとなっているが、
アスリート系のプロ仕様なのが本当の所だ。
自転車で例えれば全ての付加物を取り去ったロードバイクの如くで、
ストイックなまでに素足感覚を追及したタイプのDSライトに対し、
アリスト系のモデルはMTB系のコンフォートさと、
地面のデコボコや硬さの変化に対しての許容度が高いと言える。
固い土や小石の多い河川敷をロードバイクで走る馬鹿は余りいないけど、
MTBやクロスバイクなら走りやすい。そんな違いを感じる。
サッカーというスポーツに於いても、状況で足元を変える時代なのかもしれない。
雨天では取り替え式という定石よりも、実はコンフォートな人工皮革モデルが、
本当は必要だと思わないか?
重量は250グラム程度で、このソールとスタッド配置では、
かなり頑張ったと思う。夏モデルらしい白アッパーに、
イタリアンテイストのタイガーラインは、夏合宿のにわか雨や夕立ちでも、
パフォーマンスをしっかり発揮すると同時に、人工芝での練習や試合でも、
きっと良い相棒となる筈だ。
Text 髭
