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コイツは40周年を記念したモデルだが、adidasがやったオリジナルの復刻では無
い。
その証拠に白アッパーモデルも有るし、価格も想定内の単価に納まっている。
私自身の見方は、ナイキのエアレジェンドと、adidasのアディピュアに対する、
PUMA社の答えのような気がする。(店長HIDEはこんなこと書けないけど、髭
は自由に書かせてもらっている)
FGのエアレジェンドを履いた事が有る人には、足入れだけでも是非して欲しい。
アッチには無い「風格」と、顔の良さが備わって、ピッチに立つと革のソフトさをよ
り一層感じさせるからだ。
中足部の剛性感は五分五分だが、つま先周りと甲はドイツ血筋で有ることを体感出来
ると思う。
昔ながらのクラシカルな外観を持つが、
履いてみると現代モデルの履き味とソール反発を備え、
年々弾性を増す公式ボールに対しての、最小限の素足感覚と弾きを持っている。
そんな感じなのである。
プーマキングXL i FGの最大のハイライトは、2枚革なのに1枚革よりも自由度が高
い部分と、
円柱だが反発に優れたソールレイアウトにある。EXECではよりつま先部分にタイトさ
を持たせ、
ソールも柔軟性とブレードソールをミックスさせたいい意味での軽さが有ったが、
今回のは、40年前を知らない私が、28年前に味わった「コレコレ!これだよ。」
という、
キングらしさを彷彿させ、尚且つ当時には無いアッパーのしなやかさを併せ持つモデ
ルに仕上がっている。
キングは日本では余り人気の有るモデルでは無かったが、長年市場に君臨してきたパ
ラメヒコとデルムンドに、
ひょっとすると一泡吹かせるかもしれない。何故なら日本のサッカーが長年やってき
た個人技+中盤エース至上傾向に、
個性的な面を持ったプレーヤーこそ必要とされてきてる気がするからで、
全員10番タイプのプレーヤーを揃えたチームよりも、各々が個性を持ち、
体型もスタイルも違った選手が出てきそうな予感がする。いやそう有って欲しい。
名前の如く王様にふさわしい、傲慢なストライカー、あるいは中盤の底に君臨するボ
ランチでもいい。
ボールも人も動くサッカーの中に有って、一瞬でゲームを支配するキック。
そんな選手にキングXL i FGは似つかわしい。
今までは極論のようだが、KING XLは靴擦れしにくい靴であることも報告しておく。
踵の内部に通常は固いプラスチック素材が入っているが、
コイツはわりとプニっとしたヒールカウンターになっており、
踵の靴擦れで苦労しているプレーヤーにもお勧めだ。
40年前の姿とは、実は類似性は少ないけど、
2008年の今だからこそ、履きこなしてみたいスパイクだと思う。
Text 髭
